平成15年度天祖諏訪神社例大祭
天祖諏訪神社(東京都品川区南大井)では毎年8月第1金・土・日に例大祭が行なわれます。宮神輿はありませんが、2年に1度の大祭では、土曜日の午前0時に氏子十ヶ町の神輿が神社境内に集結し、御神魂が遷された後、一斉に宮出しされます。平成15年は陰祭りでしたが、大井南濱町会の神輿(通称濱川大神輿)の製作者である相原次郎氏が、平成15年6月27日に逝去されたことを偲び、大井南濱町会の神輿が濱川惣町神輿として出御されました。昭和53年に相原次郎氏と蛯原国雄氏により製作された、台輪寸法三尺の白木神輿です。延軒屋根の平屋台造りで、黒色の屋根が特徴です。大東亜戦争中に献納で失った、石井竹次郎により製作された二尺八寸の神輿の屋根が黒色だったことに由来します。台輪寸法こそ異なるものの、幼かった相原次郎氏が目にし記憶していた、戦前の大井南濱町会の神輿を忠実に甦らせたものと言われています。相原次郎氏が、天祖諏訪神社の宮神輿として奉納する想いを懐きながら製作されたことは、余りにも有名な話で、2年に1度の大祭の折には、天祖諏訪神社境内に御仮屋が建てられます。また、同じ天祖諏訪神社の氏子町である大井水神町会の神輿が浅子周慶により製作される際、浅子周慶は品川輦台式台輪の神輿の製作経験がなかったため、大井南濱町会の神輿が見本となり、名実共に濱川を代表する神輿と言えます。相原次郎氏が製作した神輿は大井南濱町会の神輿ただ1基のみですが、修復を手掛けた神輿は数多く、近年では原睦の神輿が相原次郎氏により組み直しされました。太田神社例大祭にも毎年足を運ばれ、宮神輿渡御をご覧になっていました。天祖諏訪神社は古来、南濱川鎮守の神明宮と北濱川鎮守の諏訪社が立会川を挟み並んで鎮座されており、昭和40年に合祀されたので、氏子町域が広く、北は東大井3丁目(大井元芝町会)・6丁目(大井関ヶ原町会)から、南は南大井3丁目(大井海岸町会)・6丁目(大井水神町会)まで及びます。市野倉睦が大拍子を教わっている北濱川仲町会は、天祖諏訪神社の氏子町会です。
宮出し カンカン
南町の神輿の宮出し 鳥居前で「カンカン」
旧東海道 南濱町会御神酒所
旧東海道南濱町会内を渡御する南町の神輿 南濱町会御神酒所前で「カンカン」
旧東海道 故相原次郎氏製作
旧東海道北濱川仲町会内を渡御する南町の神輿 北濱川仲町会の御仮屋に収められた南町の神輿
鈴木未来氏 鈴木光輝氏
鈴ヶ森の子供神輿で若竹会がデビュー 奇跡的に現存する若竹会の半纏を着ています
鈴木光輝氏 鈴木未来氏
大拍子黄金コンビだった神社の鈴木兄弟の甥です 大拍子黄金コンビだった神社の鈴木兄弟の姪です
鈴輿 鈴輿よし村氏
地元の鈴輿と鈴濱昭和会が奉仕します ご結婚おめでとうございます
旧東海道 駒札
旧東海道を渡御する鈴ヶ森の神輿 新しい駒札が奉納されました
桜新道 須山仁貴氏
桜新道を渡御する鈴ヶ森の神輿 須山健二氏の次男も父親の笛に合わせられデビュー
カンカン 鈴ヶ森
「カンカン」で神輿を差します 京急線ガード脇を渡御する鈴ヶ森の神輿
御仮屋前 鈴ヶ森町会御神酒所前
総工費約6万円の御仮屋前を渡御する鈴ヶ森の神輿 鈴ヶ森町会御神酒所前で担ぎ納め

(資料提供:大井北濱川町抱鳶頭 宮本喜徳様)